この記事では、ホテル予約が安くなるタイミングについて書いています。
ホテルを予約する際、前回と同じホテルなのに金額が全然違う…という経験をすることも。
実はホテルの価格は、時期や曜日などによって大幅に変動するんです。
ホテルを安く予約するためには、安くなるタイミングを見極めることが大切。
今回は、ホテルの予約が安くなるタイミングについて解説します。
後半ではホテルを安く予約する方法もご紹介しますので、参考にしていただけると幸いです。
ホテルの予約が安くなるタイミングは?
ホテルの予約が安くなるタイミングは、主に次の5つがあります。
- 閑散期
- 平日
- 直前・当日
- 早割りプランの対象期間
- 旅行予約サイトのセールのとき
ひとつずつ見ていきましょう。
閑散期
ホテルは、客足の少ない閑散期に予約すると安くなります。
夏休みなどの長期休暇、GW、年末年始などホテル需要が高まる繁忙期は、多少宿泊代金を高く設定しても予約は埋まります。
一方の閑散期は、高い金額では集客できません。
ホテル側は価格を下げてでも空室を埋め、少しでも利益を上げようとします。
そのため、閑散期は安く予約することができるのです。
特に安くなりやすい時期は4つ!
- 正月明けの1月~2月
- 春休み後の4月
- 梅雨の時期の6月
- シルバーウィーク後の10月・11月 など
ホテルに安く泊まりたいなら、繁忙期は避け、閑散期に予約するのがベストです。
平日
ホテル代金は、曜日にも影響を受けます。
繁忙期同様にホテルの需要が高まる休日や連休前、連休中などは高くなるので避けた方がよいでしょう。
平日や日曜日にチェックインすると、比較的安く泊まることができます。
時期や曜日以外にも、宿泊地の地域特性やイベントによってもホテル代金は変動します。
- 桜や紅葉の名所がある
- 有名なお祭りがある
- 大型のコンサートが開催される
- 大学入試がある
このような場合は、閑散期であってもホテルは混雑し、代金が高騰します。予約する際は、宿泊地周辺の情報をチェックしておきましょう。
早割りプランの対象期間
ホテルの早期割引きプランを利用すれば、1~2割程度安く予約できることが多いです。
早期予約は大体3か月前から予約が開始されることが多いので、予定が決まっている方は早めの予約がおすすめです。
ただし、繁忙期や大型連休などは対象外になったり、キャンセル料がかなり前の段階で発生したりすることも。
また、事前カード決済でキャンセル不可など条件が厳しい場合もあるので、予約前に確認しておきましょう。
宿泊の直前・当日
宿泊予定日の直前や当日も、ホテルの予約が安くなるタイミングです。
キャンセルで空室が発生したり予約が入らなかったりする場合、閑散期同様、ホテル側は格安なプランを提供し集客しようとします。
部屋タイプお任せ素泊まりプラン(1泊2日 2名1室) | |
---|---|
通常プラン | 31,000円~ |
直前プラン | 22,400円~ |
通常プランよりかなり安く予約できることがわかりますね。
またチェックイン時刻の午後3時頃もキャンセルが出やすいタイミング。
タイミングを押さえておけば、お得にホテルを予約することが可能です。
ただし、泊まりたいホテルに必ず空室が出るとは限りません。
「直前プランを待っているうちに満室になった」ということもあり得ます。
直前プランや当日プランは、突然出張が決まったなど、急に予約する必要がある場合に探してみましょう。
旅行予約サイトのセールのタイミング
旅行予約サイトは、毎月のようにセールやクーポン配布などのキャンペーンが実施されています。
キャンペーン | 日程 | 内容 | |
---|---|---|---|
楽天トラベル | 毎月5と0のつく日キャンペーン | 毎月5と0のつく日 | 最大20%offクーポン など |
Yahoo!トラベル | いつでも誰でも10%お得 | 毎日 | 事前クレジットカード決済で10%分のポイント |
じゃらん | じゃらんお得な10日間 | 毎月20~29日 | 最大10,000円offクーポン など |
キャンペーンのタイミングで予約することで、通常よりも安く予約できます。
旅行予約サイトは、ポイントシステムを導入していることが多いのも特徴。
楽天ポイント、PayPayポイント、Pontaポイントなど、普段のお買い物などで貯まったポイントが使えるのでお得です。
ホテルを安く予約する方法は?
ホテルを安く予約するには、次の7つの方法があります。
- 旅行予約サイトで予約する
- ポイントサイトを経由する
- 最低価格保証を利用する
- ホテルの会員特典を利用する
- ふるさと納税を利用する
- 航空機・新幹線付きプランを予約する
- 福利厚生を利用する
少し工夫するだけでお得になるので、ぜひご自分に合った方法で予約してみてください。
旅行予約サイトで予約する
旅行予約サイトでは、お得なセールやクーポン配布が頻繁に実施されます。
今回は、次の3つのサイトをご紹介します。
- 楽天トラベル
- Yahoo!トラベル
- じゃらん
楽天トラベルで予約するメリットは以下の2つです。
- 大型セールやクーポンの配布がある
- 楽天ポイントが貯まる・使える
楽天トラベルでは、以下のようなお得なキャンペーンが実施されています。
期間 | 内容 | |
---|---|---|
毎月5と0のつく日 | 毎月5、10、15、20、25、30日 | 早期予約で最大20%offクーポン など |
会員限定 ご愛顧感謝デー | 毎月1、2、3日 | ダイヤモンド・プラチナ会員はポイント2倍 |
楽天トラベル スーパーセール | 年4回 (3月6月9月12月) | 3月6月9月12月の年4回開催 半額以下やポイント20倍のプランなどが登場 10,000円offクーポンなどが日替わりで配布 |
クーポン祭り | 毎月 | 最低金額上限なしの5%offクーポンなど |
楽天カード会員様特典 | 毎月 | エントリー&事前カード決済でポイント2.5倍 |
楽天トラベルで配布されるクーポンには「利用枚数制限」があり、利用した順で適用されます。
クーポンを獲得していても、自分が利用する前に利用枚数制限に達した場合は使えないので注意が必要。
配布予定のクーポンは、事前に各キャンペーンサイトで公開されます。
クーポン取得前にしっかりと旅行計画を立て、クーポン争奪戦に負けないようにしましょう!
楽天トラベルでのホテル予約は、楽天ポイントを活用することでさらにお得になります。
「楽天トラベルアプリ」から予約すると、ポイントが2倍になるのでおすすめ。
もちろん支払いに楽天ポイントを充てることも可能です。
楽天ポイントを貯めたい・使いたい方は、楽天トラベルからの予約がおすすめです。
お得なポイント制度がいっぱい♪
Yahoo!トラベルで予約するメリットは以下の2つです。
- 獲得予定ポイントを予約の時点で使える
- PayPayポイントを活用できる
Yahoo!トラベルには、以下のようなキャンペーンがあります。
期間 | 内容 | |
---|---|---|
誰でも10%お得 | 随時 | 事前オンラインカード決済で10%ポイント還元 |
人気の宿が全プラン 20%以上お得 | 不定期 | 対象ホテルの予約で20%以上ポイント還元 |
Yahoo!トラベルの特徴は、獲得予定のポイントを貯めるのではなく予約時にすぐ使えることです。
ポイント還元で実質負担額が安くなる場合とは異なり、ホテル代金そのものが安くなるのでお得感がありますね。
気をつけたいのは、支払い方法によってポイント還元率が変わること。
「誰でも10%お得」キャンペーンは、現地決済だとポイント還元率が1%になってしまいます。
「人気宿が全プラン20%以上お得」キャンペーンも、現地決済のポイント還元率は11%と、大幅に下がります。
Yahoo!トラベルで安く予約したいなら、事前カード決済を選択しましょう。
貯まったPayPayポイントを使うこともできるので、PayPayユーザーの方はYahoo!トラベルで予約するとお得です。
ホテル代金が安くなる♪
じゃらんでホテルを予約するメリットは以下の2つです。
- お得なクーポンが配布される
- Pontaポイントが使える
じゃらんでも、下記のようなお得なキャンペーンが開催されています。
期間 | 内容 | |
---|---|---|
じゃらんのお得な10日間 | 毎月20日~29日 | 最大10,000円クーポン配布 会員限定クーポン配布 など |
じゃらんクーポンフェス | 1~2ヶ月に1度 | 最大20,000円のクーポン配布 じゃらん限定プランの販売 など |
じゃらんスペシャルウィーク | 年に4、5回 | 最大10,000円クーポン配布 会員限定クーポン配布 など |
じゃらんのクーポンは「先着予約数」が決まっています。
クーポンの取得順ではなく、クーポンを利用した順で適用されるので気をつけてください。
日程やプランなどを事前に決めておき、クーポン取得と同時に予約を済ませましょう。
私は春休みの家族旅行を「じゃらんお得な10日間」のクーポンを使って予約しました。
- 30,000円以上で使える3,000円クーポン(通常クーポン)
- 厳選宿で使える1,800円クーポン(特別クーポン)
この2つのクーポンが併用できたので、5,000円ほど安く予約できましたよ♪
じゃらんのブロンズ会員以上の方は、割引率の高い会員限定クーポンを使って予約するのがおすすめ。
例えばゴールド会員以上なら「10,000円以上の宿泊予約で3,500円割引」という、割引率35%のクーポンを取得できます。
こちらも先着予約数が決まっているので早い者勝ち!
割引率の高いクーポンほど、すぐに上限に達してしまいます。
ブロンズ会員以上の方は、1番初めに会員限定クーポンをチェックしてくださいね。
じゃらんの支払いにはPontaポイントが利用できます。
ホットペッパーやホットペッパービューティなど、リクルートのサービスをよく利用する方はじゃらんでの予約がおすすめです。
今だけキャンペーン実施中♪
ポイントサイトを経由する
旅行予約サイトでの予約を、ポイントサイトを経由して行えばさらにお得になります。
ポイントサイトとは、サイトが提示するサービスに登録したり商品を購入したりすることで、ポイントが貯まるサイトのこと。
主なポイントサイトのポイント還元率を表にしました。
楽天トラベル | Yahoo!トラベル | じゃらん | |
---|---|---|---|
モッピー | 1% | 2% ※ヤフーパック(宿泊+航空機)JAL便のみ | 2% |
ハピタス | 1% | 1.5% ※ヤフーパック(宿泊+航空機)JAL便のみ | 2% |
ニフティポイントクラブ | 1% | ー | 1.8% |
例えば、家族旅行の際に10万円のホテルをポイントサイト経由で予約したとすると、以下のポイントが貯まります。
- 還元率1%の場合・・・1,000円分のポイント
- 還元率2%の場合・・・2,000円分のポイント
コツコツ貯めるイメージのあるポイ活ですが、ホテルの予約時に使えば一気に貯めることが可能です。
貯まったポイントは各種電子マネーや現金などに交換できるので、街のお店でもネットショッピングでも幅広く利用できます。
すでにポイントサイトを活用している方や、旅行予約サイトからの予約をもっとお得にしたい方は、ポイントサイト経由で予約しましょう。
最低価格保証を利用する
ホテルによっては「最低価格保証」や「ベストレート保証」制度を採用しているところがあります。
これは、公式サイト掲載価格が最安値であることを保証する制度のこと。
基本的には、以下の流れで最安値が保証されます。
- ホテルの公式サイトで予約する
- 他の予約サイトで、もっと安い金額で販売されているのが見つかる(予約したものと同一プラン)
- ホテルに最低価格保証を申請する
- 承認されれば、最安値に修正される
このように最低価格保証は、利用者が申請しないと保証されない制度です。
客室タイプ、日程、人数、支払い方法、キャンセルポリシーなど、すべてが予約したプランと同一でなければならず、申請の条件も厳しいです。
しかしマリオットやヒルトンなど外資系ホテルの中には、承認された場合、最安値からさらに25%off割引をしてくれるホテルもあります。
申請しても必ず保証されるとは限りませんが、条件をよく確認した上で申請にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ホテルの会員特典を利用する
全国チェーンのホテルは会員制度を採用しているところが多く、会員特典を利用すると安く予約できます。
- アパホテル
- ルートインホテルズ
- 東横イン
- スーパーホテル
- ワシントンホテル
- ダイワロイネットホテルズ
- リッチモンドホテルズ など
例えばアパホテルでは、会員ステイタスによっては最大15%のポイント還元が受けられます。
貯まったポイントは100P単位で宿泊代金に充当できたり、5,000P貯まると5,000円のキャッシュバックがもらえたりと、非常にお得な会員制度です。
出張などで特定のホテルに泊まることが多い方は、会員に入会するとよいでしょう。
ふるさと納税を利用する
ふるさと納税を活用すると、ホテルを安く予約できます。
ふるさと納税とは、応援したい自治体に寄付することで、返礼品を受け取れる制度のこと。
寄付金総額のうち2,000円を超える部分が、翌年の住民税から控除されます。
実質2,000円で様々な返礼品を受け取れるので、利用している方も多いでしょう。
宿泊先の自治体にふるさと納税で寄付をすると、返礼品として宿泊代にも利用できるトラベルポイントやトラベルクーポンがもらえます。
受け取れるポイントやクーポンの金額は、寄付金額の最大30%。
つまり、10,000円寄付すれば3,000円分がもらえることになります。
ふるさと納税をするなら、「楽天トラベル」のふるさと納税がおすすめ。
全国23,000軒以上の宿泊施設から、好きなホテルを選ぶことができます。
ふるさと納税もホテル予約も楽天ポイント付与の対象になるので、ポイントもザクザク貯まるんです♪
お買い物マラソンなどの大型イベントとも連携しており、イベント時に予約すればさらにポイント還元率がアップ!
決済に楽天ポイントを使うことも可能なので、とてもお得にホテルを予約できますよ。
お得なポイント制度がいっぱい♪
航空機・新幹線付きプランを利用する
宿泊するホテルが遠方の場合、新幹線代や飛行機代が含まれたプランを利用するとお得になります。
- 東京→大阪 25,000円~
- 東京→広島 27,800円~
- 東京→福岡 33,000円~
東京~大阪間の往復新幹線代は27,740円(自由席)なので、かなり安く泊まれることがわかります。
もちろんホテルのグレードにより旅行代金は変わってきますが、別々に予約するよりも安くなることが多いです。
新幹線の発車時刻を自由に選べないなどの制限があるプランもあるので、条件をよく確認してから予約してくださいね。
新幹線で旅するなら♪
福利厚生を利用する
お勤めの会社の福利厚生制度を利用すると、お得にホテルを予約できることがあります。
例えば福利厚生代行サービス、リロクラブの会員は、楽天トラベルやじゃらんなど人気予約サイトのプランが会員優待で利用できるのでお得です。
さらのリロクラブオリジナルプランには、1人1泊1,000円台で泊まれるプランもあるんですよ。
会社によって福利厚生の内容は違いますが、このような優待制度がないかぜひ1度調べてみてくださいね。
ホテルの予約をするときの注意点
ホテルを予約する際は、特に次の3つをよく確認しましょう。
- キャンセルポリシー
- プランの内容
- 周辺施設
キャンセルポリシー
キャンセルポリシーとは、キャンセルについての注意事項のこと。
宿泊日までに自分の予定が変更になる可能性もありますので、いつからどれくらいのキャンセル料がかかるのか把握しておくことが大切です。
予約日までの日数 | キャンセル料 |
---|---|
7日~4日 | 宿泊料の20% |
3日~2日 | 宿泊料の50% |
前日 | 宿泊料の80% |
当日 | 宿泊料の100% |
ホテルやプランによってキャンセルポリシーは異なりますので、よく確認しておきましょう。
中にはキャンセル不可のプランもあります。予約は慎重に行ってくださいね。
プランの内容
同じホテルでも、プランによって内容が異なります。
- 客室のグレード
- 禁煙・喫煙
- アメニティ
- 食事の有無
- 支払い方法 など
プランの内容が自分の希望と合致しているか、詳細を隅々まで読むようにしてください。
例えばアメニティが少ないと、足りないものを持参しなければなりません。
また煙草を吸わない人は、喫煙ルームだとタバコの臭いが気になって気持ちよく過ごせませんよね。
快適な宿泊になるように、予約前にプランの内容をしっかり確認しておきましょう。
周辺施設
ホテルの立地や、周辺にどんな施設があるのかを調べておくことも重要です。
土地勘のない場所なら、駅やバス停までの距離などを入念に調べておきましょう。
また食事なしのプランを希望する場合は、ホテルの近くにコンビニなどがあると便利ですよね。
車で行く方は、駐車場の有無の確認もお忘れなく。
ホテルの駐車場がない場合は、周辺のコインパーキングや料金をあらかじめ調べておくと安心です。
まとめ
ホテルを安く予約するには、繁忙期や休日などホテル需要が高まる時期を避けることが大切です。
しかし、どうしても繁忙期しか旅行に行けないという方もいらっしゃいますよね。
そんな方は、早めに計画を立てて早期割引プランを利用しましょう。
旅行予約サイトはお得なキャンペーンが多く、ポイントも活用できるので、さらにお得に予約できます。
出張などで頻繁にホテルを利用する方は、ホテルの会員に入会するのもおすすめですよ。
ご自分にあった方法で、お得にホテルを予約してくださいね。