にいがた、いっぽマガジン

Success! プロジェクトオーナーに聞くvol.1 夢へのいっぽ、踏み出しました。ファミリーコンサートに子ども100名を無料招待したい!株式会社ホイミ 齋藤桂さん(新潟市西蒲区)

2019年08月19日 17:30

6月23日、りゅーとぴあに子どもと家族の笑顔が輝いた!

 「新潟には小さい子どもたちが行けるコンサートが少なすぎる!」。新潟市西蒲区でイベント会社「株式会社ホイミ」を運営する齋藤桂さんは、未就学児も入場OKの「くがことみ&すぎやまゆうなファミリーコンサート」を企画、100人の子どもたちを招待することを目的に「にいがた、いっぽ」で資金を募りました。自身も2歳の娘を持つ身として、親子で楽しめるコンサートの重要性・必要性を訴えたのです。
 「親子でスタッフ体験」「出演者とステージで合唱」などサポーターも当日楽しめるリターンを作ったところ大きな反響があり、目標額の142%を達成。招待も100名から130名に増やすことができました。6月23日、りゅーとぴあ劇場で開かれたコンサートにおじゃまし、齋藤さんにプロジェクトへの想いをお聞きしました。
 

もぎり、影アナ…スタッフ体験にドキドキ、ワクワク!

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 コンサートが始まる1時間前から、りゅーとぴあの劇場入口は開場を待つ家族が長蛇の列。受付ではもぎりとチラシ配布をする「親子でスタッフ体験」を“購入”した4組の親子たちが、齋藤さんから説明を受け挨拶の練習をしています。
 午後2時、いよいよ開場です! 「いらっしゃいませ!」。大きな声で挨拶をしながら、もぎりとチラシ配りがスタート。1人ずつ、1枚ずつ入場券の半券をもぎり、チラシを手渡します。最初はぎこちなかった手つきも次第に慣れ、笑顔で挨拶できるように。1時間の体験の後、小学6年生の女子は「初めてだったので緊張したけど、みなさんから『ありがとうございました』と言ってもらえてうれしかったです」と話しました。
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 「会場アナウンス体験」は子ども限定。舞台の横で齋藤さんから読み方の指導を受け数回練習したあと、注意事項など2回アナウンスをしました。挑戦したのは小学6年生と、小学1年生の女の子。とてもスムーズにアナウンスすることができました。
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一緒に歌ってパチパチ手拍子!思いっきり楽しんだスペシャルな1時間

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 子どもに大人気のNHK Eテレ『いないいないばあっ!』に出演していた空閑琴美さん=ことちゃんと杉山優奈さん=ゆうなちゃんが、2人そろってホールでコンサートをするのは今回が初めて。新潟での夢の共演に、赤ちゃんから小学生、パパ・ママ、おじいちゃん・おばあちゃん、約700人が会場を埋め尽くし、どの家族も大喜びです。
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 コンサート中にも、ユニークなリターン品が。2人と一緒に「ステージで大合唱」の権利を購入したのは9組の家族。憧れの2人と、大きな声で『アンパンマンのマーチ』を歌い、盛り上がりは最高潮に!
 拍手したり、足踏みしたり、時にはちょっとジャンプしたり。一緒に踊って、歌って、アンコールも飛び出し、みんな思いっきり楽しみました。
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 コンサートのあとは、「ことちゃん&ゆうなちゃんと記念写真」を購入した23組が、1組ずつ記念撮影。すてきな思い出の1枚を手に入れました。
 

お土産のお菓子はサポーターからのプレゼント

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 コンサートが終わった後のロビーには、大きな「お菓子のプール」が登場。お菓子スポンサーになった企業や個人のサポーターからのプレゼントは子どもたちの心をつかみ、好みのお菓子を選んでいました。「楽しかった~!」という声がたくさん聞こえ、齋藤さんはホッとした様子でお客さんを見送りました。
 
 
successオーナーインタビュー

クラウドファンディングは「夢へのジャンプ台」

 
 「未就学児OKのコンサートを家族で楽しんでほしい」との思いから、「くがことみ&すぎやまゆうなファミリーコンサート」を企画した齋藤さん。講演会やお笑いライブ開催の実績はありましたが、子ども向けコンサートは初めての試みでした。コンサート実施が決定し、すぐに「にいがた、いっぽ」にエントリーしました。
 
新潟の人に訴えたいから「いっぽ」を選んだ
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 知人が利用して成功していたので「いっぽ」は知っていました。クラウドファンディングは他にもありますが、新潟の会社が新潟で開催するコンサートを、新潟の人に知ってほしかった。だから地元の「にいがた、いっぽ」を選びました。
 ちょうど会社が10周年を迎えたこともあって、会社や私自身の活動のサポーターやファンがどのくらいいるのかを計りたいと思ったんです。お金集めだけじゃなくてね。
 同時に、新しい出会いのきっかけを作ることや、告知や宣伝の目的もありました。新潟日報紙上での紹介もありますからね。これは他にはない特徴です。新聞に出て、親が喜んでくれました。私の仕事はなかなかわかりにくいんですが、ああ、こういうことをやっていたんだなって分かって安心したみたいです。
 

喜ばれるリターン作りを工夫

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 オープンまではいろいろなクラウドファンディングの成功例・失敗例、リターンの内容、文章や金額設定などを細かくリサーチしました。今回はイベント主催者としてというより親としての気持ちが強くて、手間や採算より「子どもに喜んでもらえること」を重視してプロジェクトの内容を決めるようにしました。
 リターンには、体験をいろいろ用意しました。もぎりをしたり、アナウンスをしたり。モノもいいんですけど、親って、子どもにいろいろな体験をさせてあげたいじゃないですか。キッザニアとか人気ですよね。身になる体験には、親はお金を出してでもやらせてあげたいものだと思ったので。
 

想定外…たくさんの共感、新しい出会い

 PRのために、新潟県内の幼稚園、保育園、こども園のすべての園にチラシを送りました。普通チラシはA4ですがその半分のA5サイズで。これ、保護者への連絡帳に挟まるサイズなんです。コンサート招待とクラウドファンディングの両方の情報がわかるようにQRコードをつけて。830以上の園に送るのに手間と経費がかかりましたが、チラシの反響は大きかったと思います。
 最終的に670通くらいの応募がありました。応募フォームには出演者へのメッセージ欄を作ったんですが、コンサート自体を喜んでくださるだけでなく、自身の子育てについて書いてくださった親御さんがたくさんいたんです。自分もリアルタイムで子育てをしていますから、先輩ママ・パパからの言葉に、これまでになかった感動を覚え、読みながら何度も泣いてしまいました。
 今回のクラウドファンディングでは、疎遠だった人との再会や、SNS上でしか知らなかった人とリアルにつながれたことはもちろん、幅広い分野の新しい人たちとの出会いがあったことが一番の収穫でした。支援者全体の半分くらいは、これまで全く知らない人でしたね。想定した以上の人数で驚きました。
 

クラウドファンディングは「夢へのジャンプ台」

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 跳び箱って、普通に跳べるんですけど前に踏み切り板があるともっと跳べるじゃないですか。もっと高く跳べるんだ、と思うことができるし。
 クラウドファンディングは「夢へのジャンプ台」だと思います。より高く、より遠くに飛ぶための大きな力になります。資金調達以上に、支援者の期待や思いが大きなパワーになる。応援してくれる人の気持ちが背中を押してくれるんです。何かに挑戦したい人が、一歩を踏み出すきっかけになると実感しました。
 いずれ地域の中に子育て中の人たちの「居場所作り」をしたいと思っています。その時はまた「にいがた、いっぽ」を使いたい。今回よりもっとネットワークを駆使します。クラウドファンディングは勝手に支援者が集まるわけではないんですよね。オーナー自らがどれだけ発信するかという部分も大切だと思う。今後も地道な努力を重ねながら、夢を実現していきたいですね。
 

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