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最後の瞽女を映画に 故小林ハルさんモデル プロモ映像製作資金募集

2018年02月20日 10:50

新潟日報

2005年に胎内市で亡くなった最後の瞽女(ごぜ)、小林ハルさんをモデルにした映画「瞽女」を、県内ロケで製作する計画が進んでいる。東京の映像制作会 社キッズ代表の滝沢正治さんが監督を務める。映画を紹介するプロモーション映像の製作資金協力者を、新潟日報社のクラウドファンディング(CF)サービス 「にいがた、いっぽ」で26日まで募集している。

 滝沢監督は、ハルさんの生涯を紹介するテレビ番組を見たのがきっかけで、ハルさんや瞽女文化に興味を持ち、映画化を企画。芯が強く人に優しかったハルさんの人柄や生き方を通し、瞽女という存在を大事にした越後の風土や文化をも伝えようという作品だ。
 ハルさんは生後100日で光を失い、自立して生きていけるようにと願う母に厳しくしつけられた。瞽女の親方の下で三味線と唄を習得し、20代で自らも弟子を取って親方となり、各地を回って芸を披露。国の無形文化財保持者にもなった。
 映画本編では、親方になったハルさんが回想する形で描く。オーディションを経て今春にキャストを決定、秋には撮影を開始する。製作費は県内外に広く支援金を募って「市民映画」として完成させる考えだ。
 プロモーション映像は、本編への資金協力が得やすくなるようにと製作。CFは100万円が目標で、一口千円から応募できる。
  滝沢監督は「幼少時から若き日のハルさんの生きざまを、母親や親方との実話を核に描いていくが、単なるハルさんの物語を撮るのではない」と強調する。「雪 深い新潟では地域の中に助け合いの精神が根付いているからこそ、瞽女という文化が生まれた。それは新潟が世界に誇れるものだ」と言い、本県の風土、人情、 豊かな自然まで織り込み「海外にも発信できる作品にしたい」と夢を広げる。
 問い合わせはキッズ、03(5621)6622。「にいがた、いっぽ」のアドレスは、https://n-ippo.jp
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